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研究開発拠点建設決定のお知らせ

約20億円の事業投資により茨城を世界的なエアロゲル開発の中心地に


ティエムファクトリ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山地正洋、以下「当社」)は、当社が研究開発に取り組む世界初の超軽量透明断熱材「SUFA(スーファ)」の量産化を加速させるため、茨城県東茨城郡茨城町中央工業団地の一角に、当社初となる自社研究開発拠点「茨城エアロゲルテクノロジーセンター」(略称「茨城ATC」)を建設し、SUFAの量産開発に取り組むとともに、当社の研究開発及び量産開発を統括する技術本部の機能を茨城ATCへ集約移転いたします。また、本取り組みを推し進めるべく、2019年11月7日付で茨城県「本社機能移転強化促進補助」(以下「本補助」)の対象に認定されました。


当社はこれまで、京都大学の施設や、公的機関の運営するインキュベーション施設、貸工場等においてSUFAの研究開発に取り組んでまいりましたが、SUFAの開発や製造において、消防法に定める危険物指定数量の制限という、化学素材産業特有の課題を認識しておりました。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の平成30年度「戦略的省エネルギー技術革新プログラム」に基づき、SUFA・モノリス(板状)タイプの大判化をはじめとする透明断熱材事業の研究開発課題に取り組むほか、SUFA・パウダー(粉状)タイプなどを用いた複合材事業の量産開発を本格化していくにあたり、研究開発及び量産開発を加速させるには自社所有の研究開発拠点を設置する他ないと考えるに至り、茨城ATCの建設を決定いたしました。

さらに、当社は茨城ATCに、研究開発及び量産開発を統括する技術本部の機能を移転することにより、当社のエアロゲル開発に関する研究開発や、SUFAを用いたアプリケーション開発のノウハウを集約してまいります。これにより、当社は茨城ATCを「エアロゲルに関わる世界最高の技術開発の中心地」として、今後の当社の世界展開における軸足としていきます。今後、当社は茨城ATCについて、3年で約20億円の事業投資を計画しています。




【ティエムファクトリ 茨城エアロゲルテクノロジーセンター(茨城ATC)概要】

・所在地:茨城県東茨城郡茨城町中央工業団地

・敷地面積:4,500㎡

・建物床面積:3,205㎡(予定)

・稼働開始日:2020年3月(予定)



■本補助の内容

今回当社が認定された「本社機能移転強化促進補助」は、茨城県が、新たな成長分野の本社・本社機能、研究所等の県内への移転を対象として、2018年度から新たに創設した全国トップクラスの補助額の優遇制度です。

当社は、茨城ATCの建設にかかる設備投資10数億円を含む約20億円の事業投資について本補助の対象に認定されました。



【茨城県・本社機能移転強化促進補助の概要】

・補助対象:新たな成長分野(AI・IoT・ロボット・次世代自動車等)の本社・本社機能、研究開発機能、研究所等の県外から県内への移転

・補助要件:移転人数5人(研究所の場合は10人)以上

・補助額:投資額や移転人数等により算出(上限50億円)

・対象地域:県内全域




認定書授与の様子



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